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ヴィレの個人用呟き備忘録。美術や読書なんかを中心にまとめるよ。 読むのならあまり信用しないで、気になったら自分で調べた方が良いよ。 飽き性だからいきなりやめるかも
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映画「告白」鑑賞。公開当初から見たいと思っていた映画。若干ネタばれ注意かもしれない。物語の内容をあまり知らずに見たのだが、復讐劇の話だと思ったが、どちらかと言うと少年犯罪寄りの話だったみたい。「下妻物語」や「パコと魔法の絵本」の監督らしいが、作風は全く違った

正直最初の場面は粗探しをしてしまった。HIVを牛乳に混入する事が本当に可能なのか。HIVは空気に触れれば死んでしまうほど弱いウイルス、牛乳に入れて生きていられる程強くはないはず。牛乳に混入した程度の、味すら変わらない程の微量な血液で感染する事など有り得ない

果たしてこれが教師(作者)の意図した事なのかはわかりませんが、中学生を脅すには充分かもしれない。本当に混入したか否かは物語の内容にも関係し、後に明らかになるのだが、世間の理解とはその程度のものなのでしょうか。面白い映画なんだけど、そこが少し残念だった

近年の中学生の性教育とはその程度のレベルなのだろうか。本作はR15指定であるが、15歳以上の鑑賞者はその知識を理解しているのが当然であろうが、果たしてそれは真実か。病人の血液を悪意の対象とみなして描く原案は少々悪趣味にも思える

映画はR15指定がかかっているが小説は違う。小学生だろうが読む機会を与えられれば読む。そういった場合、その真意を読み取って、適切な対応が出来るか否かは大きい。幼い脳味噌に誤った知識を植え付けられ、正しい理解を得ないまま適切な対応は出来るだろうか

BGMの使い方が上手い映画だったと思う。Curly Giraffeは相変わらず良い曲を歌ってた。主題歌がRadioheadのLast Flowersだったんだけど、知らない曲だからUNKLEの曲かと思ったらIn RainbowsのDisc 2の曲なんだね

世間に対する批判なのか映画に対する批判なのかとの事。この作品には終始「血」の表現が付き纏う。痛みの血、親子の血、遺伝の血、そして病気の血。それだ けに「血」を繊細に慎重に表現する事によってより良い作品になるのではないかと思う。終盤は惹き込まれただけに序盤が惜しい。原作は知りません
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