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ヴィレの個人用呟き備忘録。美術や読書なんかを中心にまとめるよ。 読むのならあまり信用しないで、気になったら自分で調べた方が良いよ。 飽き性だからいきなりやめるかも
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日本の美術館は基本的に規制だらけなんだよなぁ。撮影禁止、飲食禁止、立ち止り禁止。個人的にはせっかく美術館に来ているんだからデッサンしたいんだけ ど、やってる人見た事無い。人気の作品なんかは特に立ち止り禁止と言われてしまう。短時間で色々考えられる程審美眼がある人はなかなかいない

撮影禁止というのはフラッシュが他の鑑賞者に迷惑になるだとか、三脚を立てたら邪魔だとか、フラッシュ(紫外線)による作品の劣化を防ぐためとかが原因ら しいけど、ポストカードの売れ行きを懸念してという理由もあるらしい。確かにミュージアムショップってめちゃくちゃ混むよね

模写は禁止されている訳じゃないけど、多分邪魔だというのと保護からだろうな。やっぱり見る以外の行動は危険が伴うんだろう、レンタル代高いだろうし。著作権の問題とかもありそうだけど、どこの国の著作権を通してるんだろう。それなら撮影も著作権に関わるか…
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現代アート騒動。自分も絵描くけど、著作権とか肖像権とか商標権とかの問題もあるだろうけど、偽札云々の話もあるだろうけど。作品に対する敬意がないよね。絵描きなら他人の作品なんかとてもじゃないけど踏めないよ。ていうかそういう意味の踏み絵だとしたらとんでもなく悪趣味だと思う

アートやアーティストという言葉の安っぽさ。アートって言えば何でも許される訳じゃないし、自分の世界が絶対で他人の事を考えられない自称アーティストも嫌だなぁ。自己満足で収まってるならまだ良いけど、お金も貰ってこんな作品じゃ低俗にも程がある

現代アートのこんな風潮が続くのなら第二次ルネサンスに期待します
聖俗二元論という考え方がある。読んで字の如く、宗教的な「聖」と日常の「俗」は対立するものという考え方なのだけれど、哲学、芸術、文学(これは少し違 うかもしれぬが)といった一般的にハイカルチャーと呼ばれるものと、日常に極めて即し易いこの文化はもう少し距離を置いてもいいんじゃないか…

カイヨワはこの聖俗二元論に「遊」という概念を加えてるんだけど、思うに今回の件(作家の肖像を美化したイラストとして本にまとめて出版する事)はこの中途半端な「聖」寄りの「遊」に片脚突っ込んで掻き回しやがった感が半端ないんだ

僕は神聖性に憧れるスノッブなので、自分が「聖」だと思っているものや事に対してあまり土足で入って欲しくない所もあるという事だ。いや、誰しもがそうだろう、きっと

個人的に読書は美術鑑賞と同程度に好ましいものだし、どちらからも学んだ事は山程ある。それは、僕は芸術が好きであるが芸術至上主義者ではないし、読書が好きだが読書至上主義者でもないからだと思っている。そこに敢えて優劣をつけるような真似をする事はないと思うのだけど

「感性」という今一つ概念として理解しにくい言葉を用いて学ばせてしまったこの国の美術教育について、僕は一種の諦めや憤りのようなものも感じている。そ れは芸術家が他者から「芸術家である」という一種の揶揄にも関連してくると思う。よって芸術家は芸術家ぶる事を根底で強要されるのではないか

「感性」という名の妥協は観察力を鍛える事を怠らせる。小学生の描く入選作品は技術力よりも子供らしさ故の大胆さが求められる。教師が技術で描く事を教え ず感性で描く事を教える。大人がそれを好むからそういうものを作り上げる。その時点で作られた「感性」に囚われていると思う

感性は技術や観察力を持った上で語る事ができる、通常の段階より高みにある観点。音楽嫌いは所詮大勢の前で歌を歌う事についての子供心や羞恥だろうが、美術嫌いは上手に描けない事や、何を描いたら良いかわからないという理由が多いように感じる
第一に光源の指摘。僕が写真模写ばかりやっているものなのでカメラのフラッシュを考慮していない点について。第二に輪郭の指摘。これ数年前にも言われたんだが未だに直ってない。第三に自分の絵を何故描かないのか。

技術は悪くないし、素人目から見れば上手い絵は描けている。が、所詮はそこまでだ。僕の絵には霊感がない、それは自分でも気付いている。完璧に見抜かれてる。やっぱりそういうとこがプロは違う

「君には金がある。より良いものをつくるためには宝石を拾え。今のままでつくれるものは金貨しかないが、宝石があればもっと別のものをつくれるだろう。もちろん金貨も拾うに越した事はない」

あと、バレエダンサーがトゥーシューズを履いてから立ち上がる間の心情の話だとか、計算した結果自分が死ぬまでに持ってるレコードを聞ききらない事が判明 した話だとかした。その人はずっと絵を糧にしているせいか、絵を描く事を種を蒔くと言う。必要なものは実らせて、必要じゃないものは抜いていくと
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