ヴィレの個人用呟き備忘録。美術や読書なんかを中心にまとめるよ。
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飽き性だからいきなりやめるかも
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八坂書房、ニコラス・ペニー「額縁と名画―絵画ファンのための額縁鑑賞入門」読了。絵画を目にする機会は紙媒体にしろネット媒体にしろ様々だが、額縁を見る機会は実際に足を運ばないと難しい。現代アートだと額縁自体がない存在ケースも多いが、それなら何故額縁は取り付けられていたのだろうか
額縁の役割。一つは額縁を付ける事で絵画を神聖なものであると区別する役割。もう一つは額縁は家具であるという事から部屋の調度品としての役割。額縁と絵画が最初の組み合わせのままで付けられているケースはかなり少なく、現存するものも古い年代のものが多い
現在のような形態の美術館ができたのは16世紀に入ってから。16世紀になると額縁は調度品の一部という性格を持つようになった。19世紀後半には新しい絵に古い額を付ける発想が生まれ、絵画にオリジナル額縁を付けるという言い方がされるようになった
初期ヨーロッパにおいて最も一般的なタイプの額縁はタベルナクル額縁と箱型額縁。タベルナクルとは壁龕を意味し、額の屋根部分が絵画を入れる胴部分より張り出している。箱型額縁(カセッタ)はその名の通り箱型で、さらに金めっきをしない木の地肌を生かした額縁も登場した
額縁の歴史だけでなく、どうやって額縁を作るか、どんな彫刻がされているか、どうやって修復するか等額縁の基本が書かれている入門書のような感じ。カラー ページが綺麗。絵画の一部とは言え、彫刻の一部でもあるのが額縁だと思う。次に展覧会に行く時は額縁ももう少し見てみようかな
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