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ヴィレの個人用呟き備忘録。美術や読書なんかを中心にまとめるよ。 読むのならあまり信用しないで、気になったら自分で調べた方が良いよ。 飽き性だからいきなりやめるかも
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La Biblioteca di Babeleシリーズ第12巻、G.マイリンク「ナペルス枢機卿」読了。表題他、「J・H ・オーベライト、時間-蛭を訪ねる」「月の四兄弟」の3編収録。最近はこのシリーズ読んでると「これはボルヘス好きだろうな」って好みがわかってきて面白い

ボルヘスの序文は「科学のなかに幻想的なものの可能性を探求した同時代の若いウェルズとは違って、グスタフ・マイリンクは、魔術のなかに、いっさいの機械仕掛を超えたところに、その可能性を求めた」とあった。マイリンク自身が錬金術とか占星術とか好きだったみたい

「ナペルス枢機卿」は青の結社員っていう禁欲セクトの創始者の物語で、一夜にしてトリカブトになってしまったという伝説的な人物。これに出てくるアコニトゥム・ナペルス(Aconitum Napellus)という花はヨウシュトリカブトの事。実際にちゃんとある植物だよ

植物の学名とか調べるの結構好きなんだけど、アコニトゥムっていうのはトリカブト属につく学名なんだよね。修道士の頭巾とか呼ばれたりもしてるんだけど、 なんかその辺りから物語と繋がってるような感じがして、ナペルス枢機卿って人はもしかして実在したんじゃないかって感じで面白かった
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