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ヴィレの個人用呟き備忘録。美術や読書なんかを中心にまとめるよ。 読むのならあまり信用しないで、気になったら自分で調べた方が良いよ。 飽き性だからいきなりやめるかも
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La Biblioteca di Babeleシリーズ第20巻、コルタサル他「アルゼンチン短篇集」読了…微妙だったかも。「いくつかの明白な理由によって、本巻が提供する幻想はやむを えず部分的たらざるをえないが、将来必ずやこの足りないページを補う機会を得たい」(序文)からだろうか

ルゴーネス「イスール」、ビオイ・カサレス「烏賊はおのれの墨を選ぶ」、カンセーラ/ルサレータ「運命の神様はどじなお方」、コルタサル「占拠された 家」、ムヒカ・ライネス「駅馬車」、オカンポ「物」、ペルツァー「チェスの師匠」、ペイロウ「わが身にほんとうに起こったこと」、バスケス「選ばれし人」

「イスール」は再掲。だけど翻訳者が違う。「烏賊はおのれの墨を選ぶ」はSFみたいな、題名面白いけど、あんまり肌に合わなかったかも。ペルツァーの「チェスの師匠」はオチが…夢オチと同じ位神オチは罪深いと思う。ラテン・アメリカ文学難しい、ボルヘスは大好きなんだけど

「運命の神様はどじなお方」は面白かった。鉄道馬車の御者の主人公が衝突事故で跛になってしまい、御者の仕事は時代が変わり実用的というより観光的になってしまいながらも仕事を続ける。だけどまた事故ってしまい、男の口から出た言葉は?といった物語

「どうやらおれは進歩によってびっこにされてしまい、自分がびっこであるために進歩について行けず、いまやこうして退歩の見本みたいになろうとしているわ けだ」という文は怖いね。こういう団塊の世代の方々気付いてないだけで結構いるよね。そしていつか自分もそうなるんじゃないかと思うとね
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