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ヴィレの個人用呟き備忘録。美術や読書なんかを中心にまとめるよ。 読むのならあまり信用しないで、気になったら自分で調べた方が良いよ。 飽き性だからいきなりやめるかも
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電子書籍、坂口安吾「堕落論」「続堕落論」「思想と文学」「文学のふるさと」「死と影」読了。なんとなく目を引いた題名からピックアップして読んでみる。 評価の高い「堕落論」だが、正直自分はよくわからなかった。それは自分が端から堕落に落ち着いてしまっているからか、這い上がる事を忘れたからか

「人間だから堕ちるのであり、生きているから堕ちるだけだ。だが人間は永遠に堕ちぬくことはできないだろう。なぜなら人間の心は苦難に対して鋼鉄の如くで は有り得ない。人間は可憐であり脆弱であり、それ故愚かなものであるが、堕ちぬくためには弱すぎる」堕落する事に救いを見出す

要するに読む時期が悪かったのであろう。今の僕は堕落しきっていた時期とは少し外れているように思うし、少しは光を見る事に努めてみようと思い始めた。天 皇がどうのだとか戦争がこうのだとかは、何も言えない。今の世に生きている戦争を体感していない自分にとっては下手な言及はできない

となると「わからない」のは天皇や戦争の事だけで、根本を見るとこの人の考え方好きだ。弱さを否定した所で強がりにしかならないし、弱さは受け入れてこそ の強さだと思う。多分もっと早い時期や堕ちてた時に読んでたらすごく救われてたと思うよ。ちょっと頑張ろうと思ってる時は向かないけど
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