ヴィレの個人用呟き備忘録。美術や読書なんかを中心にまとめるよ。
読むのならあまり信用しないで、気になったら自分で調べた方が良いよ。
飽き性だからいきなりやめるかも
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八坂書房、L.H.ベイリー「植物の名前の付け方 植物学名入門」読了。特殊な職業に就いてない人達でラテン語をたくさん知っている人というのは、動物愛護家、園芸愛好家、昆虫愛好家だと思う。学名はラテ ン語で付けられるので知ってると色々捗るという訳。というのは表向きで単にラテン語を身近に感じたかった
例えばタバコ属はNicotiana、トウガラシ属はCapsicum、ナス属はSolanumという学名がつき、それぞれニコチン、カプサイシン、ソラニンと対応している(ナス属にはジャガイモも含まれているので)語尾が違うのは-aが女性形、-umが中性形とかそんな感じ
ケシ属はポピーと呼ばれるが、それは普通名であり学名はPapaver(パパヴェル)という。ちなみにこれもパパベリンという鎮痙薬の元になる。阿片が摂れるケシはソムニフェルム種という種で「睡眠性の」という意味がある。一般に園芸用のケシであるアイスランドポピーはヌディカウレ種で「茎に葉がない」という意味になる
百合はリリウム属に分類され、有名所のカサブランカは「種」ではなく「園芸品種」になるので学名表示はL. 'Casa Blanca'となる。タンポポはタラクサカム種に分類され、シロバナタンポポはT. albidum Dahlst.と白の意味が付加され、発見者名も付加される
普通の園芸家が読んだらおよそ間違いなくめげる。本文の3分の1は羅語表記だし、本の半分近くは羅語の属名と種名と索引。これが面白いんだけど、園芸家で 学名まで興味がある人はなかなかいない(と本文中で何回か著者が言っている)。ちなみに前述した学名命名の例や何かはほとんど触れてないので
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