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ヴィレの個人用呟き備忘録。美術や読書なんかを中心にまとめるよ。 読むのならあまり信用しないで、気になったら自分で調べた方が良いよ。 飽き性だからいきなりやめるかも
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映画「汚れなき悪戯」鑑賞。白黒のスペイン映画。有名な映画なんだって。知久さんが歌ってたマルセリーノの歌の元ネタが聞けて満足。あとフランチェスコ会修道士はやっぱり灰色の修道服着てるんだなぁと関心したっていう
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映画「ジョゼと虎と魚たち」鑑賞。恒夫君は本当に良くも悪くも普通の男だった。でも普通じゃなかったらジョゼとは付き合えなかっただろうなと思った。他の人のレビュー見てると人魚姫の話みたいなんだって。なるほどなと思った。あと女の人って本当に強いな
ラヴクラフト全集 (1) (創元推理文庫 (523‐1))

創元推理文庫、H.P.ラヴクラフト「ラヴクラフト全集1」読了。20世紀アメリカが生んだ鬼才、幻想と怪奇の作家、ラヴクラフトの全集第1巻(中表紙引用)「インスマウスの影」「壁のなかの鼠」「死体安置所にて」「闇に囁くもの」の4編が収録された短編集

クトゥルフ神話って度々話題に上がるけどどんな感じだろうという理由で読んでみた。「イカみたいなタコみたいな神様の出てくる神話」といったイメージだけ のほとんど予備知識なしの状態で読んでみたけど、そこまで読みにくい訳ではなかったかも。20~30年代の作品にしては古臭さを感じなかった

「インスマウスの影」は一種の土地の神様的なものへの恐怖といった感じ。じわじわくるタイプ+自分が狂うタイプのホラー小説。本当に「いあいあ くとぅるふ ふたぐん」って言ってた。だがそれが何を意味するのかはここだとわからないので解説書とか読むと良いんだと思う…気が向いたら

少なくとも全集1には「クトゥルフ神話」という言葉が出てこないんだよなぁ。メネ、メネ、テケル、ウプハルシンだとかフングルイ、ムグルウナフだとか訳の わからない言葉は一杯出てくるけどそれについての説明は特にない…多分その辺の解釈をするのが楽しいんだろうけど、それは他の作家の仕事なのかも
ナジャ (白水Uブックス)

白水社、アンドレ・ブルトン「ナジャ」読了。「私とは誰か?」から始まるブルトンによる自伝小説。僕が読んだのは白水社の方で岩波の全面改定版じゃないので註は多分少ないと思う。小説なんだけどシュルレアリスムに倣って自動記述で書きあげているし、中身に写真もあってちょっと変わってる

とりあえず物語はだいたい3部構成というか、最初は何だこれ状態で読んでたけど、それは多分岩波の果てしない註と僕の知識がもっとありさえすれば解決でき る問題だと思う。じっくり読めばわかると思うのだが、一つの文が異様な程長いので、およそこれが自動記述の産物なのだろうか

途中から日記のような語り口になり、やっとナジャ(Nadja)が登場する。実際にいた女性なのだが本当に妖精みたいに掴み所がなく、翻弄されながらも惹 かれるブルトンの気持ちがよくわかる。そしてこの2人の関係が男女の関係という訳ではないというのが良い。別世界の住人のようにも思える

ちなみにナジャ(Nadja)の名は本名ではなく「ロシア語で希望という言葉のはじまりだから、はじまりだけだからいいんです」と教えてくれる。調べてみた所、ロシア語で「希望」はнадежда(ナジェージダ、仏語で書くとNadejda)となるみたい

「そこにいるのは誰か?ナジャ、君なのか?彼岸が、彼岸のすべてがこの生のなかにあるというのは本当なのか?私には君の言うことが聞えない。そこにいるのは誰か?私ひとりなのか?これは、私自身なのか?」叫びみたいな表現が泣けてくる
映画「トレインスポッティング」鑑賞。お洒落だし格好良かった。内容はドラッグの映画なんだけど、薬物の描写を映像化してある映画って嫌いじゃない。主人 公がどうしようもないとことか良い、格好良い。というのは上辺で、ブリット・ポップ好きなら見なくちゃいけないと思ってたんだ

冒頭からIggy PopのLust for Life、登場人物がイギーのファンなんだよね、だからちょくちょく出る。あとはPulpとかBlurとかお洒落系UKバンドが多い印象、もっと泥臭いバ ンド(Oasisとか)出しても良いんじゃないかと思ったけど趣旨が変わるか

でもやっぱりルー・リードのPerfect Dayは最高だな!いつの世もヘロインと言えばルー・リードだもんな!あの多幸感溢れるメロディにも関わらず絶望的な頽廃感が最高。どうせなら1曲まるま る昏睡してても良い位。プライマルもアンダーワールドも悪くないが、トリップ感とはああであって欲しい

映像も格好良かった。仲間4人で歩いている場面はアビー・ロードのオマージュだよね。あと禁断症状の場面と面接の場面も好き。ていうかイギリス人は失業保険がそんなに良いのか。60sモッズ時代も70s後半ロンドンパンク時代も失業保険で暮らしてるイメージなんだけど

タイトルのTrainspottingは汽車的な場面は禁断症状の部屋の壁紙位しか確認できなかった。が、色々な人が考察しているらしく、個人的に一番納得できたのはスコットランドの鉄道操作場で薬物の取引をしたりする事を暗喩的にトレインスポッティングと言うとの事
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