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ヴィレの個人用呟き備忘録。美術や読書なんかを中心にまとめるよ。 読むのならあまり信用しないで、気になったら自分で調べた方が良いよ。 飽き性だからいきなりやめるかも
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森アーツセンターギャラリー「ミュシャ展 パリの夢 モラヴィアの祈り」展に行ってきた。2010年に「生誕150年記念
アルフォンス・ミュシャ展」に行ったので、その時に軽く勉強していたんだけど、今回の展示はそれよりもさらに深い。キャッチは「あなたが知らない本当のミュシャ。」

1897年のリトグラフ「夢想」と1927年~35年頃「ヤロスラヴァの肖像」の二つ折りのパンフレットが飾れそうなくらい綺麗。パリ時代の美しくて女性らしい作品と、チェコ時代の力強い作品が対照的でいい。ミュシャと言えば綺麗、可愛い、アールヌーヴォ―!といった感じを打ち消すような力強い瞳

ポスターは勿論、今回の展示は油彩や写真、素描、宝石と多岐に渡る。特に油彩が多くて、ポスター風の作品しか知らない人にとってはかなり新鮮だろうなと思
う。目玉はシルクサテンに刷られた「四芸術」で日本初公開。普通は紙に印刷するのに布というのが珍しい。習作(下絵?)と一緒に展示されてた

ミュシャは連作が多いけど、ちゃんと並べて展示されてたのが良かったなぁ。「四芸術」「四季」「四つの宝石」「四つの星」とかね。やっぱり四つ並ぶと圧巻。ここら辺はポストカードも大判で出ていて額縁に入れて飾りたくなりますね。サラ・ベルナールのポスターとかも

チェコ時代の作品もスラヴ系の衣装と一緒に展示されてたんだけど、それまでの優しそうな女性らしい表情とは違う、民族衣装を着た武骨で力強い女性の姿も印
象的だった。スメタナの「我が祖国」が流れる中で見る「スラヴ抒情詩」(スラヴ民族の歴史を綴った連作)、相当力入れてたんだろうなぁ

今パンフ見て気付いたんだけど「夢想」にトリムマークが付いてる。いつから付けるようになったんだろう?ところで、今回の展示には展示作品の目録がないような気がしたんだけど貰い忘れちゃったのかな。それとも最初からなかったんだっけ?

お客さんも(ロリータ系の)若い女の子が多くて、なんでかなと思ったらイノセントワールドっていうブランドとコラボしてたのもあったみたい。グッズも全体
的に女の子向け(そりゃそうだよ、ミュシャだし)な印象でした。展示の最初にミュシャの肖像画見て、男性と知って驚いた人もきっといる
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