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ヴィレの個人用呟き備忘録。美術や読書なんかを中心にまとめるよ。 読むのならあまり信用しないで、気になったら自分で調べた方が良いよ。 飽き性だからいきなりやめるかも
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あこがれのヴェネチアン・グラス展に行ってきた。今年はなんかガラス展が多い気がする。テーマは1450年頃ヴェネチアで開発された無色透明のクリスタルグラスのおおもととなった「クリスタッロ」というソーダガラス

ガラスは原料を混ぜ、溶かし、形を作り、冷やす事で作られる。原料の主成分は珪素でこれの比率で完成するガラスの種類が決まる。ガラスには色々種類があって、クリスタルグラスは珪素少なめ鉛多めの光の輝きが綺麗なガラスの事

ガラス形成の方法も色々あるけど、やはり目玉は当時のヴェネチアで発達したレースグラス、ダイヤモンドポイント彫、アイスクラック等。形成方法の秘密保 持、ガラスを扱う事による火災の拡大防止のため制作はムラーノ島っていう小さな島に限って行われてたらしい

特にドラゴンステム・ゴブレット作品が綺麗だった。ゴブレットはワイングラスよりも大きい水とかも飲めるサイズのグラスの事。ステムはグラスの脚の部分なんだけど、そこがドラゴン(タツノオトシゴ?蛇?ドラゴン?)風デザインになってるんだけど、職人技やばい。流石秘密保持してただけある

ヴェネチアン・グラス展という展覧会名だけどヴェネチアに限らずネーデルラント、スペイン、ドイツ、イギリス、さらには日本と海を越え、時代も1500年頃から2011年までと時を越え、歴史的価値のあるものから現代グラスアートと時を越え幅広い展示でした
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ヤン&エヴァ シュヴァンクマイエル展に行ってきた。今回は新作「サヴァイヴィング・ライフ」の公開記念という名目でいいのかな。展示の副題が「映画とその周辺」という事も相まって映画関係の展示が多かった。絵コンテやメイキング映像はなかなか見られないし、面白かったです

特に気に入ったのはヤンの手掛けるオブジェ。題名忘れてしまったけどグロ可愛い感じで面白かった。あとは「闇・光・闇」で使用したセット(あの小部屋の奴)や、「ファウスト」で使われた巨大マリオネット、「アリス」のセットなんかの展示はなかなかのもの

「悦楽共犯者」の自慰マシーンも感動もの…ちょっとうるさかったけど。触覚を重要視しているアーティストだけに実際に触れる事のできる作品もあった。あと は木版や「怪談」の作品も可愛らしくて良かった。「怪談」は写真を利用した作品でこれもセンスの素晴らしい可愛い感じで良かった

「サヴァイヴィング・ライフ」の予告編も見たけど面白そうな映画だった。夢と現実の二重生活を送る男が夢の意味を探っていく物語。副題は「夢は第二の人生」、フロイトやユングのあれ系ですね。メイキングは…僕はこの人の「舌」は何で出来ているのかと思っていたけど、少しわかったかもという感じ
温泉街伊香保に行ってきました。遠かった…何故唐突に伊香保なんぞ行ってるのか。その1、群馬デスティネーションキャンペーンという訳でJRが群馬をごり押ししてたから その2、友達が竹久夢二を研究してたから 以上。ちなみに温泉には入らなかったよ

とりあえず竹久夢二記念館を中心に近くの神社行ったり、うどんが有名だそうでうどん食ってきたりした。竹久夢二全然知らないんだけど作品見たり、和ガラス 見たり、大正ロマンを味わってきた。めっちゃ優雅そうだけど超嵐でした。道路が枝だらけで土砂崩れ起きたら死ぬんじゃないかと思いました

フェルメール「地理学者」とオランダ・フランドル絵画展に行ってきた。目玉はやはり「地理学者」。フェルメールの作品は現在35点(確か)しか確認されて なくて、その中の男性単身画は2点。「地理学者」と「天文学者」、どうせなら2点並べてほしかったけど所蔵美術館が別なんだよね…

「地理学者」と「天文学者」は比較するとなかなか面白い。「地理学者」の方は時は朝方、若い青年を描いたように見える。一方「天文学者」は日没、中年男性 を描いたように見える。僕には二者が同一人物に見えるけど…どうだろう。一日の時の経過と男性自身の時の経過を重ねてみたり

研究対象を俗世間である地から、神が存在する天に移行させる事によって何が違うのか。だが気になるのは「天文学者」の方が描かれた時期が早いんだな…と、同一人物の確証も何も無しに考えてみる

個人的には地理学、天文学というとテル・ブリュッヘンの「笑うデモクリトス」「泣くヘラクレイトス」が浮かぶ。同時期、同国だし、この頃は大航海時代だか ら主題的に多いんだよね、確か。フェルメール、見た事あるのかな。影響受けてたら面白いけど(大航海時代好きなので変な事覚えてる)

この時代のオランダ・フランドル画は大航海時代推しなので、地球儀の向きなんかも考慮されてたりでやばい。しかも17世紀の地球儀と天球儀、地図、コンパス(正確にはディバイダー)も展示されてたりで大航海時代大好きな僕にとってはわくわくもんでした
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