ヴィレの個人用呟き備忘録。美術や読書なんかを中心にまとめるよ。
読むのならあまり信用しないで、気になったら自分で調べた方が良いよ。
飽き性だからいきなりやめるかも
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ハヤカワepi文庫、アゴタ・クリストフ「ふたりの証拠」読了。前作「悪童日記」の続編。若干前作のネタばれ注意。前作では双子の「ぼくら」を中心に物語は進んでいった。だが今作では前作ラストで離ればなれになった双子の片割れリュカを中心に物語は進む
一人になったリュカは前作の「ぼくら」よりも人間味があるように思える。が、やはり感情表現はほとんどないような文体。片割れクラウスのために手記を書き続ける。ポイントはリュカ(Lucas)とクラウス(Claus)の名前はアナグラムだという事
今作では一心同体だった「ぼくら」の事については皆何も触れず、本当に双子だったのか?二人ではなく一人だったのではないか?学校にも行かなかった「ぼく ら」には証明するものがない。他の人のレビューに「ツイン」ではなく「ダブル」だとしたら…とあるがそれが「ふたりの証拠」という題名に繋がると思う
「悪童日記」読了後すぐに続編を買ってしまった。そしてここまできたら最終作「第三の嘘」も読まずにはいられない。また意味深なタイトルだなぁ。文体に感情がない故に何のための行動かわからない事がまだ一杯ある。登場時10歳だった悪童は最早50代になってしまったが、最後はどうなるのか、楽しみです
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