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ヴィレの個人用呟き備忘録。美術や読書なんかを中心にまとめるよ。 読むのならあまり信用しないで、気になったら自分で調べた方が良いよ。 飽き性だからいきなりやめるかも
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電子書籍、宮沢賢治「月天讃歌」「幻想」「月夜のでんしんばしら」「月夜のでんしんばしらの軍歌」「月夜のけだもの」「十月の末」「星めぐりの歌」「二十六夜」「よだかの星」読了。一杯読んでるようだけど、使ってる電子書籍アプリが詩一つでも一冊分の扱いしてるのでこんな感じに

テーマとしては星、月、夜で見繕って読んでた。「星めぐりの歌」は曲も一緒に聞いた方が良いなと思った。「二十六夜」は穂吉という名の大人しい梟の話なんだけど、救われない。正直この話を読むのが苦痛で時間がかかってた印象である。助けてやりたかったよ、穂吉

穂吉が人間に捕まって紐で括られてしまい、しまいには足を折られて死んでいく話。おじいさん梟が説教をしてくれるのだが、それによって救われたとは思えな い。微笑んで死んでいくのだが、もっと高みで救われているような気がしてならぬのですが。後に「よだかの星」を読んでもやもやが少し晴れたような

宮沢賢治の作品って直接的に言うと死ぬ事を目的としているのかなと思った。「グスコーブドリ」も「銀河鉄道」も空へとのぼるというか、自己犠牲というか… 生きる事は本当に日々罪を作り続ける事な気がして。「二十六夜」で穂吉の兄弟だったかな、人間の事を「畜生め」って言う場面があるが、その通りだ

「私の肢体には別の律法があって、私の心の法則に対して戦いを挑み、肢体に存在する罪の法則の中に私を虜にしているのを見る。私はなんという惨めな人間なのだろう。誰がこの死の身体から私を救ってくれるだろうか」聖書「ローマ人への手紙」7章23節~24節
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