ヴィレの個人用呟き備忘録。美術や読書なんかを中心にまとめるよ。
読むのならあまり信用しないで、気になったら自分で調べた方が良いよ。
飽き性だからいきなりやめるかも
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中公新書、本川達雄「ゾウの時間 ネズミの時間―サイズの生物学」読了。有名な「一生のうち、心臓は約20億回脈打ち、約5億回呼吸をする」という本。だけど、その内容は最初の方で、動物の「サイズ」を中心に話は多岐にわたって説明されている。中高生の教科書にも使われそうな位読み易い、流石ロングセラー
中高生の時の生物の授業のなんとなく放置していた些細な疑問や、気にも留めなかった謎が解けていく感覚が面白かった。小さい動物は何故機敏に動くか、大きい動物は本当によく食べるのか、何故車輪のついた動物はいないのか、呼吸系や循環系は何故必要か、何故動物と植物の細胞は違うのか等々
動物学より植物学の方が好きでして。植物細胞に細胞壁があるのは細胞の攻勢が煉瓦造りというのは納得。植物学でいうクチクラは椿とかの葉っぱがてかてかし てる部分の事を指すんだけど、動物学では昆虫の外骨格を指すんだって。英語で書くとCuticula、要はキューティクルという事だと、なるほど
ヒトだけが生物ではないのだという事を再認識するとともに、自分がいかにヒト目線で過ごしていたかがわかる一冊でした。特に1章の後半「物理的な寿命が短 いといったって、一生を生ききった感覚は、存外ゾウもネズミも変わらないのではないか」という文章は、なんか気持ちが楽になったような気がする
最後に「一生のうた」という本の内容を歌にしたものが付録になっている。いや、これはいらないだろ、しかも楽譜付きって…と思いつつ調べたら、本川さん、 通称「歌う生物学者」らしく、それで本も出してて…肩書きもシンガーソングライターってあって…深夜のお笑い番組で歌を披露した事もあるようで…
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