ヴィレの個人用呟き備忘録。美術や読書なんかを中心にまとめるよ。
読むのならあまり信用しないで、気になったら自分で調べた方が良いよ。
飽き性だからいきなりやめるかも
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高崎市美術館「魔法の美術館 ようこそ。ここは光のワンダーランド」展に行ってきた。これは体験型アート展。見て触って楽しめるのが魅力だけど、ちょっと恥ずかしいのがあれ。Tool's Lifeっていう誰の作品だっけな、影絵みたいなのが面白かった。一人で行くと恥ずかしいから友達とか子供と一緒の方がいいかな…
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高崎市タワー美術館「京都清水寺成就院奉納襖絵 風の画家 中島潔が描く「生命の無常と輝き」」展に行ってきた。NHKのみんなのうたのイラストなんかで有名な人で絵を見ればああ、あの人かと思う。童画や女性画で有名で「童の四季」っていう屏風画の冬椿のもったりした雪の表現が印象的でした
目録見てたら四曲一隻なんて懐かしい言葉があったので、改めてノート引っ張り出してみた。屏風において面の数は「曲」で表します。そして屏風自体の単位は「隻」で表す。この場合四つの面を持つ一つの屏風という事。光琳の燕子花図みたいにペアで一つのものは「双」という字で六面一双みたいに表す
…根津美術館の尾形光琳展の右隻と左隻が揃った燕子花図を見に行かなかったの未だに後悔してる。目の前で屏風の大きさ見ちゃうとなかなか迫力ありますね
目録見てたら四曲一隻なんて懐かしい言葉があったので、改めてノート引っ張り出してみた。屏風において面の数は「曲」で表します。そして屏風自体の単位は「隻」で表す。この場合四つの面を持つ一つの屏風という事。光琳の燕子花図みたいにペアで一つのものは「双」という字で六面一双みたいに表す
…根津美術館の尾形光琳展の右隻と左隻が揃った燕子花図を見に行かなかったの未だに後悔してる。目の前で屏風の大きさ見ちゃうとなかなか迫力ありますね
八坂書房、ニコラス・ペニー「額縁と名画―絵画ファンのための額縁鑑賞入門」読了。絵画を目にする機会は紙媒体にしろネット媒体にしろ様々だが、額縁を見る機会は実際に足を運ばないと難しい。現代アートだと額縁自体がない存在ケースも多いが、それなら何故額縁は取り付けられていたのだろうか
額縁の役割。一つは額縁を付ける事で絵画を神聖なものであると区別する役割。もう一つは額縁は家具であるという事から部屋の調度品としての役割。額縁と絵画が最初の組み合わせのままで付けられているケースはかなり少なく、現存するものも古い年代のものが多い
現在のような形態の美術館ができたのは16世紀に入ってから。16世紀になると額縁は調度品の一部という性格を持つようになった。19世紀後半には新しい絵に古い額を付ける発想が生まれ、絵画にオリジナル額縁を付けるという言い方がされるようになった
初期ヨーロッパにおいて最も一般的なタイプの額縁はタベルナクル額縁と箱型額縁。タベルナクルとは壁龕を意味し、額の屋根部分が絵画を入れる胴部分より張り出している。箱型額縁(カセッタ)はその名の通り箱型で、さらに金めっきをしない木の地肌を生かした額縁も登場した
額縁の歴史だけでなく、どうやって額縁を作るか、どんな彫刻がされているか、どうやって修復するか等額縁の基本が書かれている入門書のような感じ。カラー ページが綺麗。絵画の一部とは言え、彫刻の一部でもあるのが額縁だと思う。次に展覧会に行く時は額縁ももう少し見てみようかな
歌川広重「月に雁」短冊型の多色刷り版画。江戸時代後期の代表的な浮世絵師には葛飾北斎と歌川広重が挙げられる。この二人の版画を比較してみると、最初に刷られる主版に大きな違いが見られる
北斎の代表作「冨嶽三十六景」の主版はほぼ輪郭線で構成されており、全体の構図が明瞭である。一方広重の作品には最初の刷りだけでは全体像がわからないも のも多く、人物像の輪郭がないものも多い。「月に雁」の月は和紙の白を用いて表現している。北斎が線の画家ならば、広重は面の画家とも言える
さらに北斎は風景画だけでなく漫画や化物絵、美人画、さらには春画と描く事を追求した。一方で広重は風景画を追求した画家であった。北斎が万能の天才なら ば、広重は風景画の天才であった。また独特なアングルを用いて描いた作品も多く、まるでカメラマンのように時間や季節の一瞬を捉えている
「月に雁」に押された馬と鹿をかたどったハンコは馬を寿に鹿を福に見立て、福寿の印として判を押している。さらに作品に描かれている雁(かり=ガン)は日本に訪れるどの雁とも一致しておらず、さらに前のめりの形で地上へ降り立つ事や、飛びながら後ろを振り向く事はない
この事からこの雁は広重の理想を描いたものだと判断する事ができる。当時の人々は雁が彼岸の頃に訪れ、彼岸の頃に帰る事から仏の使いとして見ていた。絵に書かれた「こんな夜が またとあろうか 月と雁」絵師の理想の風景と共になにか心情のようなものを感じられる作品である
北斎の代表作「冨嶽三十六景」の主版はほぼ輪郭線で構成されており、全体の構図が明瞭である。一方広重の作品には最初の刷りだけでは全体像がわからないも のも多く、人物像の輪郭がないものも多い。「月に雁」の月は和紙の白を用いて表現している。北斎が線の画家ならば、広重は面の画家とも言える
さらに北斎は風景画だけでなく漫画や化物絵、美人画、さらには春画と描く事を追求した。一方で広重は風景画を追求した画家であった。北斎が万能の天才なら ば、広重は風景画の天才であった。また独特なアングルを用いて描いた作品も多く、まるでカメラマンのように時間や季節の一瞬を捉えている
「月に雁」に押された馬と鹿をかたどったハンコは馬を寿に鹿を福に見立て、福寿の印として判を押している。さらに作品に描かれている雁(かり=ガン)は日本に訪れるどの雁とも一致しておらず、さらに前のめりの形で地上へ降り立つ事や、飛びながら後ろを振り向く事はない
この事からこの雁は広重の理想を描いたものだと判断する事ができる。当時の人々は雁が彼岸の頃に訪れ、彼岸の頃に帰る事から仏の使いとして見ていた。絵に書かれた「こんな夜が またとあろうか 月と雁」絵師の理想の風景と共になにか心情のようなものを感じられる作品である
アダラージの階段井戸やばい格好良い。動物や人間を彫ったヒンドゥー教彫刻と、精密で幾何学的なイスラム教彫刻との融合。世界で最も美しい井戸と呼ばれている。個人的にバベルの図書館のイメージはこんな感じ。階段井戸は八角形みたいだけど
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